目次
はじめに
『探偵が早すぎる』第10話では、亜謄蛇が一華と橋田を焼死させようとしていて、千曲川がいち早くトリックを見抜き亜謄蛇にトリック返しをします。
そして、朱鳥は未だかつてないほどの大規模なトリックを仕掛けて千曲川を追い詰めます。
果たして千曲川と一華たちは大陀羅一族を倒すことはできるのか?
キャスト&スタッフ
原作:井上真偽『探偵が早すぎる』
脚本:宇田学、藤平久子
監督:湯浅弘章、瑠東東一郎、本田隆一
出演者:滝藤賢一(千曲川光)、広瀬アリス(十川一華)、水野真紀(橋田政子)
チーフ・プロデューサー:前田和成(読売テレビ)
プロデューサー:中山喬詞、白石裕菜、河野美里
制作:読売テレビ
主題歌:edda「フラワーステップ」
第10話あらすじ
一華は激怒していて、朱鳥のところに来て一華は橋田の血のついたシャツを投げつけた。
一華はテーブルにナイフを突き立てて「ここで殺してみなさいよ」と啖呵を切った。
一華が朱鳥に「あなたに私はころせない、悪いことはいずれあなたに帰ってくる」と告げて去っていった。
千曲川は座禅を組んでいて、橋田は意識を回復させて眠っていると笑いながら言って千曲川の応急処置のおかげで助かった。
一華は城之内のことを聞いたら彼は千曲川に一華への手紙を渡した。
千曲川は手紙を紙飛行機にして一華に向かって飛ばした。
千曲川は手紙には一華への謝罪と愛が綴られていると話して一華も手紙を読んで千曲川が言ったダサいセリフがそのまま書かれていてショックだった。
橋田は探偵だった!
千曲川は自分の体は一つしかないから橋田に協力を仰いで一華を守ってもらったと話す。
一華は橋田の寝ている部屋に行き、橋田は昔千曲川と働いていたと一華に告白した。
15年前に証人である一華の母の純華を見つけて証言をするように頼んだのは自分だと橋田は伝えた。
そのせいで純華は大陀羅一族に命を狙われて橋田は自分のせいだと責めていた。
橋田が一華を引き取ったのは一人で寂しそうだったのと純華の死に責任を感じていたからだと話す。
一華は橋田に「大丈夫?」と言うと橋田はこうして立っていることは大丈夫の何者でもないと一華にまくし立てて喋った。
一華と橋田が別荘の廊下を歩いていると亜謄蛇が二人の前に現れた。
亜謄蛇が話があると言って一華たちを部屋に入れた。
亜謄蛇は相続権を放棄するという宣誓書を橋田に渡して亜謄蛇が邪魔なのは君じゃないと話して朱鳥が一華の命を狙ったいるという証拠の動画を見せた。
一華が司法に朱鳥を訴えれば全て丸く収まると言って一華たちに取引を持ちかけた。
亜謄蛇が欲しいのは会長の座で、取引に乗ればこの動画のデータは一華にやると言って部屋を出ていった。
亜謄蛇は部屋のドアノブを外していって一華と橋田を閉じ込めた。
千曲川、亜謄蛇に推理を話す
亜謄蛇の前に現れた清掃員姿の千曲川はオイルで亜謄蛇を転ばせてマットにあらかじめ瞬間接着剤を塗っておいていて亜謄蛇は動けなくなった。
千曲川は密室で火災を引き起こして一華を殺そうとしていると亜謄蛇の計画を喋って千曲川は亜謄蛇が大きなミスを犯したと話す。
一華たちのいた部屋にはラベンダーの香りがしていたと千曲川は話して、その香りは部屋に飾ってある絵から匂ってくると気づいた。
ラベンダーの香りは画用液のラベンダーオイルだと千曲川は断言した。
千曲川はあの絵には発火性の高い絵具が混ぜ込んであってラベンダーオイルはその匂い消しに使ったんだと推理した。
亜騰蛇は自分があの部屋にいないのにどうやって火をつけるんだと疑問をぶつけた。
千曲川は太陽光を収束させて可燃物を発火させる方法、収斂火災だと千曲川は説明を始めた。
あの部屋には金魚鉢が置かれていて、その金魚鉢が虫眼鏡と同じ役割をしてその光の終点が絵画に当たるように細工していた。
発火性の高い絵具を混ぜ込んだ絵は、その集められた光の熱によって発火すると千曲川は話した。
ドアノブがないのでドアが開かず、一華と橋田は逃げ遅れたことで焼死したように見せるというのが亜騰蛇の計画だった。
千曲川は亜騰蛇が書いた宣誓書も燃えて一石二鳥だなと亜騰蛇に言って逃げられないなら消せばいいだけだと言ってスマホを取り出した。
橋田は千曲川があらかじめ隠してあった消化器を出して火を消した。
千曲川は亜騰蛇の下にあるオイルは絵画に使われたオイルと同じだと話して黒い紙を取り出して虫眼鏡で収斂火災をしようとした。
「神のものは神に、カエサルのものはカエサルに、トリック返し」と決め台詞。
千曲川は亜騰蛇に虫眼鏡を当てて火傷させようとしていた。
その時、デッキブラシとバケツが動いていて別荘が傾いているようだった。
朱鳥は壬流古と麻百合を呼んである計画を進めようとしていた。
一華たちが部屋から出ると何やらあちこちに悲鳴が聞こえて来て葬儀場に行くと誰もいなかった。
すると千曲川が突然現れて一華はビックリした。
千曲川はいきなり紙芝居を始めて、ある男がボイラー室で沸かした熱湯を配管から一華たちに浴びせようとしていたと語る。
千曲川はそれを防ぐためにボイラー室の給湯を止めたと昔話風に話していた。
「神のものは神に、カエサルのものはカエサルに、トリック返し」
次は、一華たちを感電死させようとした女がいて、水槽の水を一華たちにかけて水槽の前にはライトアップ用の照明機材があった。
それを水に向けて倒すと一華たちは感電死すると千曲川は話した。
それを防ぐためにあらかじめブレーカーを落としていたと語る。
朱鳥のトリック返しのトリック返し!
そして、朱鳥が千曲川たちの前に現れて、壬流古、麻百合、亜騰蛇たちも葬儀場にやってきた。
朱鳥は一華を事故に見せかけて殺すことは諦めたと話して橋田はその会話の内容を録音した。
これを警察に渡せば朱鳥たちは相続権を失うと忠告した。
亜騰蛇はそれを外に持ち出せればなと笑って言った。
橋田と亜騰蛇は闘って、橋田は亜騰蛇を吹き飛ばした。
朱鳥が闘いを止めて、従業員たちを守るために会長を退いて罪を償うと言って頭を下げて遺産を投資してくださいとお願いした。
一華は話を聞くといって朱鳥を立たせた。
朱鳥は出ていこうとすると、千曲川は府に落ちないと朱鳥に言って千曲川はミスを犯したと朱鳥は話す。
死のタイムリミットは近づいていると朱鳥は言い、千曲川は自分が何をミスしたのかを考えた。
千曲川は家が傾いていて、給湯を止め、突然ブレーカーが落ちた。
これはすべて老朽化した建物が突然崩落した事故に見せかけるための伏線だったと千曲川は気づく。
朱鳥は柱を一本壊せば崩壊すると一華たちに教えた。
千曲川は通し柱を壊せばこの家を崩壊させることができると説明する。
朱鳥は亜騰蛇と麻百合を部屋に残して事故の犠牲者にしようとしていた。
麻百合が襖を開けようとすると千曲川が大声を出して止めた。
朱鳥はこの部屋を支えるすべての柱を削って不安定にしたと話して、ここは障子、襖すべてで天井を支えている。
無闇に開ければ、ここは簡単に崩れると笑いながら言った。
橋田は逃げられないように「和室の密室」を作ったってことですかと朱鳥に尋ねた。
朱鳥はすべてが完璧だと高笑いして「神のものは神に、カエサルのものはカエサルに」と千曲川の決め台詞を拝借した。
朱鳥は襖を閉めて、家はガタつき始めて、朱鳥は外で柱をハンマーで壊そうとしていた。
一華はお母さんのこと怒ってないからと千曲川と橋田に言って、あなたたちを許しますと告げた。
そして、一華はこんなことに巻き込んでごめんと頭を下げた。
朱鳥が柱を壊そうとしている時、千曲川が突然現れてどうやって外に出たと朱鳥は驚いて千曲川に聞いた。
千曲川は“てこの原理”だよと脱出できた理由を話し始めた。
朱鳥が襖を閉めたと同時に襖の上の柱に重りを垂らしてバランスを保った。
再び襖を開ければ家が倒壊する仕組みを作ったと千曲川は話す。
それと同じことをしたと朱鳥に得意げに言った。
千曲川は麻百合、亜騰蛇を重りにしてバランスを保って千曲川たちは外に出て亜騰蛇たちは取り残された。
千曲川は朱鳥が銃を取り出したのと同時にナイフを朱鳥に投げた。
朱鳥は柱に磔にされて千曲川は君はミスを犯したと朱鳥に向かって言った。
包帯壬流古の正体は?
その時、顔じゅうに包帯を巻いた壬流古がやってきて朱鳥は壬流古に千曲川を殺すように命令した。
千曲川は朱鳥の最大のミスは「愛」だと語りここにいるのは壬龍虎ではないと断言した。
男が包帯を取ると正体は壬流古ではなく大陀羅貴人だった。
千曲川は壬流古の身長は千曲川と少し低い程度で葬儀場であった壬流古は背中を丸めていたにも関わらず千曲川と同じ身長だった。
そうしたことから千曲川は包帯男は壬流古ではないと気づいていた。
貴人は朱鳥の銃を拾って千曲川に銃を向けたが朱鳥に銃を向け直した。
貴人はなぜ瑛を殺したのかと朱鳥に問いただして瑛は自分の全てだったと朱鳥に話して怒りに震えていた。
一華は殺しはポリシーに反するんでしょと千曲川に聞いて千曲川はあらかじめ銃の銃弾を抜いていた。
貴人が引き金を引いても銃弾は出ずに千曲川に怒っていて朱鳥はその隙にナイフで貴人に切りかかろうとした。
しかし、ナイフには釣り糸が付いていて朱鳥が引っ張ったことで家が崩壊して朱鳥たちは家の下敷きになった。
一華は「神のものは神に、カエサルのものはカエサルに」とつぶやいた。
一華は千曲川、橋田とともに帰っていった。
一華に平和が戻る
一華は家に帰ってネットニュースを見ていた。
記事には別荘が崩壊して大陀羅一族が重傷で運び込まれたことと、朱鳥が会長を辞任したことが書かれていた。
橋田は荷物をまとめていて一華の引っ越しを手伝うと言った。
一華はこの家が気に入っていると言って橋田は家を出て行こうとした。
一華は橋田の手を掴んで「好きなようにすれば」と囁いて「一緒にいてあげてもいいよ」と偉そうに言った。
橋田はこれまで以上に厳しくいきますよと一華に宣言して「相変わらず変人だね」と橋田に話した。
一華は千曲川と港に来ていて千曲川に「また雇ってあげてもいいよ」と上から目線で言った。
千曲川は遺産を受け取った今私を雇っても意味はないと一華に話してトリック返しができなくてストレスがたまると告げた。
一華はこれでバイバイと名残惜しそうに言ったが千曲川は「本当に無駄な時間だった」と一華に言い放った。
千曲川は去り際に一華の扁桃腺が腫れていたのに気づいて一華に風邪薬を渡した。
一華は風邪薬を受け取り一華がまだ話あるけどと言って引き止めた。
「近寄るな、風がうつる」と言って去っていった。
一華は「バイバイ、変人!」と別れの言葉を言って千曲川は笑っていった。
感想
一華は橋田が刺された怒りから朱鳥のところに殴り込みに行って、亜謄蛇が朱鳥が一華を殺すと言った動画を渡してきて宣誓書も一華たちに渡したがそれは亜謄蛇の罠だった。
亜謄蛇は収れん火災を使って一華と橋田を焼き殺そうとしますが、千曲川に先読みされてトリック返しをされてしまいます。
そして、朱鳥は別荘の柱を壊して建物ごと一華たちを押しつぶそうとして流石の千曲川もお手上げで絶体絶命のピンチ!
だが、千曲川は柱のバランスを保って別荘を脱出することに成功します。
僕はラストシーンで、一華は5兆円を手にしてもう狙われることもなくなったから千曲川は一華の前からいなくなろうとするシーンが好きです。
このシーンは一華と千曲川はいがみ合いながらもお互い絆が生まれたシーンで感動的でした。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
僕の書いたドラマレビューを見て『探偵が早すぎる』を好きになってくれたら嬉しいです。
まだご覧になっていない方はこの機会にぜひごらんになってみてはいかがでしょうか。
『探偵が早すぎる』も第10話で最終回で名残惜しくはありますが続編が製作されることを夢見て待ちたいと思います。
それでは、また‼︎