篠原涼子&芳根京子主演の映画『今日も嫌がらせ弁当』のネタバレあらすじと感想をまとめてみた。
シングルマザーの母親と反抗期の娘が弁当を通じて交流する様子をつづり、ブログから書籍化もされて人気を集めた同名エッセイを、篠原涼子と芳根京子の共演で映画化した作品。
篠原涼子と芳根京子のキャラ弁を通しての親子バトルを見逃すな!?
映画『今日も嫌がらせ弁当』のあらすじ
自然と人情が豊かな八丈島で、次女の双葉と暮らしているシングルマザーの持丸かおり。幼いころは「大人になったらお母さんと一緒にレストランをやる」と言っていた双葉も、最近ではすっかり反抗期に突入し、生意気な態度で何を聞いても返事すらしない。そんな娘への逆襲にと、かおりは双葉の嫌がる「キャラ弁」を作り続けているのだが、やがてそのお弁当は、会話のない娘への大切なメッセージへと変わっていく。
(出典: 映画『今日も嫌がらせ弁当』あらすじ)
映画『今日も嫌がらせ弁当』のネタバレ
自然と人情豊かな八丈島で、シングルマザーで料理が大好きな持丸かおり(篠原涼子)。
それと、今まさに思春期で手のつけられないほどの反抗期に突入している八丈高校の家政科に通っている娘の双葉(芳根京子)。
このふたりはふたり暮らしをしていて、長女の若葉は高校を卒業してからは一人暮らしをしてかおりと同じ工場で働いて、妹の双葉を誰よりも理解していた。
双葉は幼い頃には母のかおりと一緒にレストランをやりたいという夢がありましたが、反抗期がきてしまい今までの関係はどこにやらという感じでかおりのことを無視して返事もしない。
そんな双葉を見て、かおりは「あなたがそういう嫌な態度をとるなら、嫌がることをします」と宣言する。
怒ったかおりは双葉への仕返しを考えて、双葉との関係をどうにかできないかと考え、双葉のお弁当に双葉の大嫌いなキャラ弁でかおりなりの心の伝え方で伝えようと思って毎日キャラ弁の製作に全力を注ぐ。
毎日の中でこのキャラ弁が親子の意外なコミュニケーションツールとして大事な物になっていく。
ある日のお弁当はボンドのリアルなキャラ弁に小言が添えられている。
そこにクラスの友達が集まってきて笑っている。
小学生だったら飛び上がるほど嬉しいキャラ弁だが、高校生の双葉にはだいぶ恥ずかしいので弁当箱の蓋を開けるとみんなに見られて恥ずかしい。
でもかおりのこの可愛らしいキャラ弁の存在が子供扱いしてほしくない双葉には嫌で嫌でしょうがないものだったが、3年間を通して次第に変化していく。
そんなかおりが突然倒れてしまう。
かおりも娘が可愛くてしょうがないので一生懸命嫌がらせのキャラ弁を作り続ける。
そのキャラ弁を通して双葉と親子の絆を感じさせる。
キャラ弁が親子の会話のツールになり一生懸命に毎日キャラ弁を作るかおり。
でも本当にかおりと双葉がぶつかり合いになってお弁当を投げつける双葉、弁当が台無しになってしまう。
その時のかおりの辛そうな表情が印象的なシーンで、双葉の頬を叩いて泣く双葉の思いが溢れてぶつかり合う。
そのシーンでのリアルな親子の会話、親子喧嘩だがこれで親子の反抗期の親の悩みが出ている。
好きな相手のいる双葉はそんな好きな相手からもお弁当を見て愛されるような母ちゃんにと言われる。
テストの前に気になって、そのために作ったタモリのキャラ弁。
ある日は視力検査風のキャラ弁、またある日は全てが思い通りになるなという文字のあと3日カウントダウンキャラ弁。
夢をかなえろキャラ弁、そして最後の卒業証書キャラ弁の書いてある内容が、
あなたはこの嫌がらせ弁当を3年間残さず食べ続けました。
その忍耐力を称えて表彰します。
という文字が海苔で書かれていた。
かおりは朝起きるのは辛いし、キャラ弁作るのは大変。
それで娘は喜ぶのかと言われるとそうでもない。
でもこうやって最後の日までキャラ弁に取り組んだかおりだった。
負けるみたいで嫌だと負けずに食べ続けてきた双葉だったが、最後の卒業証書キャラ弁を受け取った時は涙が止まらない。
この3年間の毎日のかおりの寝不足と娘への愛情と会話のツールとしてのためだけにキャラ弁を毎日毎日作り続けてきた。
かおりが過労で倒れたこともあり、そんな様々な親子の生活の様子を繊細に、時に面白おかしく描いている。
愛に溢れたこの作品は親子の絆を感じさせる映画。
亡くなったお父さん役持丸島次郎を岡田義徳が演じていて、夫を亡くしたかおりの辛さは計り知れない悲しみであり、自分が父親の代わりにならないといけない、反抗期の娘に負けてたまるものかと3年間を乗り越えてきた。
かおりと双葉の汗と涙のケンカ日記。
周りを支える人たちの温かさもあってかおりの身体を壊してまで頑張る姿に双葉を心を打たれていく。
母の料理は美味しいし、母の料理が大好き。
母のようになりたいと思ってるという娘から母へのメッセージが素晴らしい涙なくしては見られない映画です。
映画『今日も嫌がらせ弁当』の感想
キャラ弁の濃いメッセージが印象的で、面白いお弁当を作れる人がいるんだと思いユーモアのセンスに満ち溢れている映画だった。
これだけのキャラ弁を作るにはかなり時間がかかりそうだし、僕には絶対にできない、まして3年間も作り続けるなんて….。
娘のためというのはもちろんだが、自分自身への達成感もあったと思う。
夫を亡くして双葉は父親がいなくてかおりは夫の分も双葉に愛情を向けようと一生懸命だったと思う。
娘の双葉との喧嘩シーンは迫真の演技で驚いた(´⊙ω⊙`)
篠原涼子の演技が素晴らしく本当のお母さんのように見えて感動💗
最後の卒業証書のシーンは涙だった….。
心からいい作品だと思います❗️
まとめ
母親のかおりを篠原涼子、反抗期の娘・双葉を芳根京子が演じて、佐藤隆太、松井玲奈、佐藤寛太が共演した。
「僕たちと駐在さんの700日戦争」「レオン」の塚本連平が監督・脚本を手がける。
いろいろキャラの濃いキャラ弁が出てきて面白かったなー♬
まだご覧になっていない方はこの機会にぜひごらんになってみてはいかがでしょうか。
それでは、また‼︎