目次
【おしん】第38週あらすじ
第38週では雄の戦友の川村が雄の戦死を伝えてからおしんが東京に行って髪結いの師匠のたかに会いにいくところまでが描かれます。
第223回あらすじ
おしんは人を頼ることになった自分が情けなくなったと初子に言った。
おしんは闇屋をやると決心して、お金を貯めて新しい家に住めるようにしたいと初子に話す。
その時、家の門の前に何やら軍服を着た男がいておしんは「雄!」と叫んで追いかけていった。
男は雄の戦友の川村で、川村は雄の遺品を届けにきた。
川村は雄のノートをおしんに渡して、雄は餓死したと伝えた。
川村が蛇の生殺しのように少しずつ命を削りとられて亡くなったとおしんと初子に伝えた。
初子は辛そうにしていたが、雄の好きだった初子が戦争を憎んでやらなかったら雄は浮かばれないと川村は怒りながら言った。
雄は餓死寸前の時にアメリカ兵に出会して雄は逃げる体力も残っていなかった。
川村は雄を置き去りにして申し訳なかったと泣きながら頭を下げた。
川村は戦争はほとほと嫌ですと言っておしんの前で泣き崩れておしんも雄の死を悼んで静かに泣いていた。
おしんは雄のノートを読んで、雄はおしんの作ったライスカレーがどんなにありがたかったかを痛感していた。
母さんの作ったものはどれも美味しかったと書いてあり、知らぬ外国であてもなく彷徨うのは何のためかと苦悩しながら綴られていた。
おしんはその夜、俊作のくれたハーモニカを戦争で亡くなった竜三と雄のための鎮魂歌として吹いていた。
あの時の俊作の気持ちが今初めてわかりおしんへの痛みとなっておしんの胸をえぐっていた。
第224回あらすじ
雄のノートにはおしんと初子に宛てたメッセージが書かれていておしんはお金を貯めて家を建てると仁と希望たちに告げた。
仁と希望は大学には行かずに働くとおしんに言っておしんは反対したが2人は頑なだった。
雄は自由な暮らしがしたかったと悔やんでいた。
おしんと初子は闇屋の帰りにあの家にいたら雄を思い出してつらいとおしんは初子に言い、山形の実家に帰って雄のことは忘れた方がいいと告げた。
翌朝、おしんが起きると初子が布団を畳んでいなくなっていた。
仁は初子の布団の下にあった手紙を見つけておしんは手紙を読んだ。
手紙にはお暇をいただきたいと書かれてありおしんは山形の実家に帰ったんだろうと仁と希望に言った。
おしんが家に帰って行くとひさが訪ねて来ていた。
ひさは竜三と雄が亡くなったことにショックを受けていてひさは雄のことを可愛がっていた。
ひさは船がやっと海に出せるようになったとおしんに報告した。
ひさは禎からこの家はおしんのものではないという話を聞いていた。
ひさは家に来ないかとおしんに提案してきてくれた方が賑やかでありがたいわと嬉しそうに話した。
おしんもひさとの暮らしを想像して笑っていた。
第225回あらすじ
おしんは引っ越しの準備をしていて、引っ越し屋が荷物を運び出していた。
おしんは名残惜しそうにその家を見ていた。
その時、初子から手紙が来て中を開けるとお金が入っていて、今どこにいるかは書いてなかったが宛名から東京にいることだけはわかった。
おしんはひさの家に久しぶりに訪れてふと昔の記憶が蘇った。
そして、浩太と久々に再会し竜三くんは元気かと聞きおしんは浩太の胸の中で泣き崩れた。
おしんは竜三と雄が亡くなったとひさと浩太に伝えた。
竜三は自分の信念を貫いて自殺したと話して、浩太は竜三の生き方に共感していた。
浩太はアメリカに占領された途端農地解放された事実を知り自分の今までしてきたことは何だったんだと悔やんでいた。
おしんは戦争に振り回されるのはもううんざり、誰も信用しないと誓った。
漁師がひさに大量だと知らせて来て、ひさは急いで漁師たちの元に向かった。
おしんと浩太は海岸を歩いて、おしんは行商をしていた時雄とよくここを通ったと懐かしそうに話した。
おしんはまた行商からやり直さなければならないことに嘆いた。
おしんはこれまで会った人たちのことを思い出しておしんは何度目かの再出発を誓った。
昭和21の夏、おしん46歳の時であった。
第226回あらすじ
国債も紙切れ同然になり、ひさとまためぐりあって4年が経ちおしんは50歳になっていた。
おしんはオート三輪の運転練習をしていて、仁が止めるのも聞かずにおしんは運転を続ける。
おしんは田倉商店に帰ってきて、おしんは仁と希望には店を任せておけずにおしんは店に出る決心をしていた。
希望は商品の看板の絵を描いていておしんは魚屋や八百屋だけでお客さんの家を回っていた。
でも、おしんが色々と頼まれて持っていった時にそれがいつの間にか商売になっていたとひさに話す。
禎は家が貧乏で大学には行けないと言っていたがおしんは禎を大学にやるために一生懸命だった。
おしんの店は浩太が世話してやって、浩太が家を訪れた時におしんはお礼を言った。
浩太は自分が面舞台に出れば仁と希望に迷惑がかかると気に病んでいた。
浩太も今は酒屋の主人で子供にも恵まれて奥さんと幸せに暮らしているとひさは楽しそうにおしんに話す。
その時、郵便が来て初子からまたお金が送られてきた。
おしんはもうお金は送ってこなくていいのにと呟いて、初子の住所がわからなきゃそれを伝えることも出来なかった。
おしんは初子とめぐり会うまでおしんの戦争は終わらなかった。
第227回あらすじ
仁と希望は引っ越しの荷物を運び出していた。
おしんはひさに感謝しておしん家族と一緒に暮らせて楽しかったと楽しそうに話す。
おしんは小作の娘として生まれていつか大きな店を持って商売したいという夢をひさに話す。
ひさは家柄やお金は関係なく腕っぷしがあればやっていける時代が来たと伝えた。
おしんは店に帰ってきて店にいろんな商品を売りたいと仁は言ったがおしんは他の商品は片付けてと仁たちに指示した。
店は開店して、仁は魚を捌いていたが、手つきがなっていないとおしんに叱られた。
仁は一生を魚屋で終わるつもりはないとおしんに強く言ったがおしんは聞かなかった。
おしんはオート三輪で仕入れに行き、店で毎日忙しくしていた。
ひさはおしんの店に来て速達が届いていたと言っておしんに渡した。
おしんは速達を見て、仁たちに初子は東京にいると伝えた。
健からの手紙でおしんは初子の幸せを見届けるまではおしんの戦争は終わらないとひさに語った。
第228回あらすじ
おしんは東京にいる健のところに訪ねようとしていた。
おしんは健に初子を探すように頼んでいて、4年も経ってようやく連絡してきた。
仁は健のことが信用できないと言っておしんを止めたがおしんは東京に向かった。
おしんは20年ぶりに東京に来て、たかと再会した。
健とも再会して雄と竜三が戦争で亡くなったことを話した。
健は戦争の責任を取って自決した竜三を誇りに思うとおしんに言っておしんも竜三は人生をまっとうして死んだと納得していた。
おしんは健に初子の居所を聞いたら健は心当たりがありおしんと一緒に行ったほうがいいと話した。
たかはまだ髪結いをやっていておしんはたかの髪結いの姿を見て懐かしんでいた。
健が迎えにきておしんと初子のいる店に向かった。
健が初子について何も語ろうとしないのを見ておしんは不安になった。
【おしん】キャスト&スタッフ
ナレーター:奈良岡朋子
プロデューサー:岡本由紀子(小林由紀子)
出演者:田中裕子・乙羽信子(おしん)/並木史朗(竜三)/赤木春恵(ひさ)/渡瀬恒彦(浩太)/山下真司(仁)
【おしん】感想
おしんは雄の戦友の川村から雄がどのようにして亡くなったのか聞かされておしんと初子は激しくショックを受けた。
俊作あんちゃんからもらったハーモニカを吹いて雄の戦死を悲しんで何で自分は戦争に反対しなかったのかと後悔していた。
おしんの気持ちを思うと本当に戦争というのは人を不幸にしかしませんね…
そして、初子が家出してしまって行方がわからなくなり、おしんは初子と手紙のやり取りをしてひさが一緒に住まないかと提案してきて浩太とも再会を果たす。
おしんは伊勢の波打ち際を歩きながらおしんは亡くなった人たちのことを思い浮かべていた。
戦争で失ったものをこれから取り戻すんだとおしんは心に誓って田中裕子パートは幕を下ろします。
後半は乙羽信子パートで4年が経って仁とは店の経営方針で食い違っていてうまく行っておらず、浩太の計らいで店を持つことになった。
おしんは初子を探しに東京に行ってそこで健とたかと再会しておしんは健の行方を聞きますが健は何も語ろうとはしなかった…
初子は今どうしているのかこれからの展開が気になる終わり方でしたね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
僕の書いたドラマレビューを見て『おしん』を好きになってくれたらうれしいです。
まだご覧になっていない方はこの機会にぜひごらんになってみてはいかがでしょうか。
それでは、また‼︎